キッチンリフォームで格安木製天板にした時のメリットとデメリット





キッチンリフォームでキッチン天板を木製にしたときのデメリットを愛着に変える楽しみ方。
イケア(ikea)においてのキッチン展示でキッチン天板が木製だと、かっこいいな、北欧色満載だな・・・と感じてしまいます。

 
でも、実際に木のキッチン天板を選ぶ人は少ないように感じます。
自分もですが、個人的にはキッチン天板を天然木にするのは正直デメリットと考えてしまい、本当におすすめはしません。
なぜ、デメリットと言うのでしょうか。

 

 

まずはメリットから話しましょう。

 

木目が美しい。

 

おとぎ話にでてくるような懐かしさ、優しさを醸し出すキッチン。
冬場の温かいスープがことこと煮込まれているような印象すら与えます。
イケアのキッチンを見ていて、幼い頃に憧れていたキッチンだと思ったことがあるのはあなただけではありません。
ついつい、手を出して触っている方を何人も見かけています。

 

 

次はデメリットです。

 

 

木製のキッチン天板は反りやすい。

 

 

無垢板は反りやすい。

 

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木をカットした1枚板である無垢板は、伐採後、時間をかけて乾燥させてある板です。
でも、キッチンは火と水が混在するところ。
火の熱でさらに乾燥が進む一方、
片方では水まわりと言う事で水分を吸いやすい状態です。
凹凸ができた天板の上にまな板を設置し、野菜をカットするにしても、
反ってしまったキッチン板の上では野菜のカットすら滑らないか不安になります。

 

 

集成材も反ります。

 

 

集成材は木に水分が含まれることにより反ってしまうという条件を改善するために、
縦と横を重ねあわせてなるべく反らないように開発された木材です。
100%反らないという断言はできない素材です。

 

調味料は染みこみやすい。

 

 

水もしみこみやすいですが、調味料の油や醤油などもしみこみやすいです。
染みこんでしまったところは色が変わってしまいます。

 

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たとえ、大理石の天板をつかっても、やはり醤油をこぼすと染みにはなりますので、
どの素材のキッチン天板にしても同じ条件といえば言えますが、
どこまで染みこんでしまうのがが正直恐怖です。

大理石のような石とちがい、木製キッチン天板は濡れっ放しになっているとカビの発生も考えられます。
食材を扱うところですし、カビが生えてしまったら、天板の交換も考えなくてはなりません。

 

 

それでもやっぱり木製天板に憧れると言う方への気構え。





 

キッチンリフォームにおいて木製天板キッチンがやはり使いたいという方へは、深い愛情を与え続けることが大事だと思います。

 

 

日々、オイルを塗ることが大事。

 

 

木製天板を使用するには毎日手入れを行わなくてはなりません。
北欧家具大手であるikeaで木製天板の販売が行われています。
ikeaでは一緒にオイルも販売されています。

 

 

オイルを塗って乾くまではキッチンが使えなくなりますので、
旅行前にお手入れする、お手入れしたらその日は外食をするなど、
木製天板に合わせてのスケジュール組を楽しむことも大事なイベントです。

 

 

経年劣化を楽しむことも大事。

 

 

木製品は使い込まれていくと、だんだん色が濃くなる傾向にあります。

 

 

 

経年劣化後のキッチンをイメージして、
キッチン扉の色合いを考えるのも楽しみのひとつとなります。

 

 

造作キッチンではなく、システムキッチンで購入を検討したほうが将来的にはよい。

 

 

毎日メンテナンスを行っても、どうしても劣化してしまい衛生上問題が重なってしまったら、
その木製キッチン天板は寿命と考えられます。

 

造作キッチンリフォームで木製天板を使う時の注意。

最近、リノベーションで工務店経由で木製天板を購入し、オーダーキッチンを作る方が増えています。

 

 

木材に塗装してキッチン天板を作る方もいます。
通販サイトで格安の木材を購入してくる工務店もいるでしょう。
これは無垢材ですといい、高かったとあなたにアピールしても、激安通販で安く仕入れているのかもしれません。

 

 

正直にいいます。

 
それは危険です。

 
工務店担当者には木製天板の知識が備わっているのでしょうか?
工務店の担当者はとても安易な考えしかしていません。
『赤ちゃんが舐めても大丈夫というオスモカラーを木製天板の上に塗って、木製天板の反り対応とします』

 
そんなことを話したら要注意です。
オスモカラーは塗装の匂いがきついです。
あなたの大事なキッチンで塗装の匂いがする天板の上で、あなたは野菜を切るのですか?
自分の感覚から考えるとちょっとナンセンスです。

 

 

 

 

キッチンは口にいれるものを調理する場所です。

 

 

あなたに健康の不具合が出たとしても、工務店は責任を取りません。
あなたが病気になったとしても工務店は責任を取りません。
また、製品に対しての保証もしません。

 

 

 

キッチン天板については、メーカー保証がある方がよいと思います。

 

 

 

木製キッチン天板に寿命がきたら、木製天板を新しい天板に変える必要があります。





 

 

 

 

もし、造作キッチンで木製天板を使用した場合、天板だけ取り外しができるか確認が必要です。
場合によっては、キッチン全て交換をしなくてはならない場合もあります。

 

 

ikeaのようなパーツ販売をしているシステムキッチンならば、
キッチン天板だけ交換するのも場合によっては可能です。
使いやすいように考え、体に染みついた動作、愛着のあるキッチン収納や、扉は今まで通り使用できると思います。

 

 

 

 

 

 

使用後においてのキッチンリフォームの計画も考えておく。
ちょっと手間がかかりますが、木製天板キッチンを家族のひとりと考え、メンテナンスを行いながら大事に愛情を注ぎながら生活していくことも、ひとつの楽しみになると思います。

 

 

 

 

 

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