外壁塗装の工事期間の目安





外壁塗装も工事の一つですから、頼んだらすぐに終わるというものではありません。
塗装工事をしている間は家の周りで職人さんが作業することになりますし、足場も建てることになるでしょうから作業にどのくらいの期間がかかるのかは気になるところですね。
一般的な家屋の規模を例にとって、外壁塗装にどのくらいの施工期間が必要になるのかという目安を紹介しておきましょう。

 

 

 

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20坪くらい3階建で20日間程度を想定しましょう。

 

 

都心の分譲地で建てられている建物の場合、床面積で20坪くらいの家が多いのではないでしょうか。
このくらいの住宅で外壁塗装をする場合、大体の目安として20日程度を見込んでおけば塗り替え工事が終わると考えてよいと思います。
20坪ほど2階建てでしたら10日前後の工事期間で終わります。

 

 

 

外壁塗装工事は足場設置工事から始まります。

 

 

 

ちょっと時間がかかりますが、敷地が狭いところに建物が建てられているケースが多く、外壁塗装用の足場工事の設置に工夫と時間がかかります。
自分の敷地内だけで足場工事が完了しない場合も中にはあるので、あらかじめ塗装業者さんには工事をする建物の足場工事打合せ(相談)が必要となります。
足場を建てる十分な敷地を確保する必要があるときは、隣の家に一時的に土地を借りる必要があります。
ご近所さんの了承が必ず必要となりますね。
また、初日の工事内容は足場設置工事となります。
都心ではだいたいが2階建ではなく3階建の戸建となっているので、足場の設置だけで二日間時間がかかると考えておく方が賢明かと思います。
防音や、塗料が隣の家につかないよう、足場の外部にシートを張り巡らせる必要もあります。

 

 

 

外壁の掃除(長年の風雨の汚れ、付着物の除去)を行います。

 

 

出来上がった足場を使い、外壁についている汚れや付着物の除去を行います。
外壁の状態を見ながら、クラックが発生している場所にはパテを塗ってしごき、研磨を行うこともあります。
もし、足場を建てた後、雨が降ってしまったら外壁の表面が乾燥するのを待つ時間も発生してしまいます。
窓枠などをマスキングテープで養生し、塗料がつかないような作業もこの時に行います。
規模にもよりますが、だいたい、これらの作業期間として2日間から4日間ほどかかるでしょう。

 

 

 

外壁塗り替え工事が開始。





 

 

外壁の塗装工事は1回では終わりません。
だいたい3回塗りと考えておいてください。
塗装工程としては下塗りを行い、中塗りを行い、最後に上塗りという仕上げ塗りを行います。
使用する塗料の種類や、元々の木製なのか、コンクリート、モルタルなのか、建物の外壁素材によって使える塗料も異なりますので、回数が異なる場合もあります。
しかし、外壁の塗り替え工事は3回塗ると頭の片隅に知識としておいておけば、時間がかかることが理解できるでしょう。

 

 

 

塗料が渇くまでの時間が必要。

 

 

 

基本的に塗料が渇かないと次の塗装作業はできません。
塗料を乾燥させるための放置時間は建築工事施工監理指針でも決められています。
気温が20度においての各塗装工程の放置時間は24時間以上となっています。
また、屋根などの錆止め塗料塗りにおいて、鉄鋼面の錆止め工事ですと、気温20度において放置乾燥時間は1種で48時間以上、2種で24時間以上と設定されています。
塗料の種類によって、放置時間が3時間以上のものもありますが、基本は24時間以上の塗料商品がほとんどです。

 

 

 

工事時期により、雨の予報が入っていると工事は途中で中断します。
短期間で終わる工事という意識で依頼するのではなく、半月はかかる工事と思って余裕をもった工事日程を塗装業者と話すように心がけましょう。

こまめに自分でもチェックしましょう

 

 

 

営業担当がとても信頼できる人間だったとしても、作業を行うのは職人です。

 




 

 

大きな会社であれば、職人に指示をするのは工事の進捗や順番を指示する施工担当者です。
実は工事が予定されていた期間内に終わらなかったり、こちらが依頼した内容と異なる工事になっている時は営業担当と施工担当者の間で引継ぎや会話ができていないことが多いです。
契約した通りの内容で工事が行われているのか、塗料の重ね塗りが行われているか、雨漏り箇所の補修は作業しているか、重要だと思う箇所に置いてはチェックシートを作成して確認をした方がよいと思います。
もし、作業が行われていなかった場合はすぐに営業担当に連絡しましょう。
疑問に思ったらすぐに連絡した方がよいです。
最後の仕上げ塗りが行われてしまった後、作業を行っていないなど、修正を依頼しても営業担当や施工担当が作業段取りが面倒になり、修正しないまま工事を完了させます。
そのような業者は過去にもトラブルを抱えてるので、どう対処すればその場で逃げられるかよく分かっています。
口車に乗せられないよう気をつけましょう。